2017年10月17日火曜日

雨朗読雨朗読、雨生物

15日(日)は千葉詩亭・第四十八回。雨が降っていた。どうもSPIRITの日、それから千葉詩亭の日は雨が多いように思われてならない。統計をとったら明らかに有意な数値が現れるのではなかろうか。台風や大雪ともよくバッティングする。きっと共通して行いの悪い人間がいるに違いない。そんな雨の中、今回もご来場ご参加、まことにありがとうございました。

ゲストは第21回中原中也賞受賞詩人、カニエ・ナハさん。

詩の投稿を初めてちょうど10年というカニエさん。一目見ただけでどれほど読み込んだかがはっきりわかる中原中也詩集からの朗読に始まり、実は過去、千葉に住んでいたという頃の過去作から丹念に一つずつ作品を紡ぎ、最後はコール・ポーターのジャズをバックに、静かな緊張感と迫力に満ちたリーディングを繰り広げる。雨の音、しっとりした空気も完全に我が物としていた。

そのカニエさんが作った空気に足を踏み入れるかのように、オープンマイク参加したのは、登場順に

川方祥大
ケイコ
佐々木漣
ジョーダン・スミス
藤原游
あしゅりん
さとう
森ジュンイチ
OOM
晴居彗星
遠藤ヒツジ
葉月之寛
死紺亭柳竹
上條美由紀

という14名の皆様(敬称略)。それぞれの詩の言葉の中に、はからずも生きていくことそのものに対する視線とスタンスが浮き上がる、とても印象的なオープンマイクだった。例によってオープニングは山口勲が、ラストは私が「タコとイカ」を朗読した。



次回の千葉詩亭・第四十九回は12月17日(日)、ついに八周年。皆様どうぞお楽しみに!

☆☆☆

明けて16日。また冷たい雨が降っていた。原因となっているのは一体誰なのか。内藤重人さんとのコラボでかずちゃん企画「謡 ~其の三十七~」に出演するため、午後から渋谷に向かう。内藤さんと軽く打ち合わせを済ませたあと、競演の死紺亭柳竹さんを駅まで迎えに行く。会場の喫茶SMiLEへと死紺亭さんを訳知り顔でエスコートしたが、途中で道を間違えた。

この日は遠藤ヒツジ、死紺亭柳竹、大島健夫with内藤重人の三組+オープンマイクという、ポエトリー色強めの構成。競演の遠藤ヒツジさんと死紺亭柳竹さんはどちらも硬派だった。ヒツジさんは出汁のしっかり効いた、それでいて余計な化学調味料の振られていない、かつ独自のラインの味をしっかり保つ料理のような朗読、死紺亭さんは30分間で自分という存在そのものを言葉に乗せて会場に、そしてそこに集った人の心に刻みつけるような朗読だった。私は前述の通り内藤さんとのコラボで30分ものの「夢を見たことがない」を朗読。内藤さんとのコラボは二回目になるが、内藤さんの音の力で自分の新しい面を引き出してもらう感覚が強く、非常に緊張感がありかつ充実した気持ちで声を出せる。新しい筋肉を使うような、新しいラインをトレースするような、そういう感触はとてもいい。これからも折々ステージを共にできればと思う。感謝。いい夜だった。

☆☆☆

明けて本日は千葉県生物多様性センター主催の研修会。冷たい雨が降っていた。寒いので帰ってから鍋をこしらえて食べた。

うまかった。

0 件のコメント:

コメントを投稿

夏の終りとE+motion