2018年11月22日木曜日

歳つもりて44。

一昨日、11月20日で44歳になりました。

この秋はとにかくいろいろありました。北海道、福岡、広島と詩の旅をし、数多くの方と出会い、そして自分の中の新しい感覚とも数多く出会うことができました。

広島での、『国際平和のための世界経済人会議』、そして呉市天応地区仮設住宅での公演については、桑原滝弥さんが濃密なブログを書いてくださっています。是非ともお読みくださいませ。

人の力には限りがありますが、限りというのは自分で決めるものばかりでも、他人に決められるものばかりでもないと思います。私がこうして、人がましく日記を書いているのも詩に出会ったおかげです。それは、「詩」というフォーマットで書かれたり読まれたりするものと関わってきた、というだけでなく、「詩」という名前でしかカテゴライズできない、この世界の中のもののあり方と出会えたということでもあります。力の限り、これからも詩と向き合ってまいります。皆様、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

ということで、12月は3本のライヴがあります。

まずは2日(日)、都内で素敵なイベントをあまた開催し、大勢の人を幸せにしてきた”かずちゃん”の、今年も巡ってきた生誕祭。この出演陣を見よ!私は18時30分頃より20分間ほど朗読いたします。是非お出で下さい。

かずちゃんの生誕祭'18

2018年12月2日(日)・四谷 OUTBREAK

14時開場/14時30分開演・入場料3000円+1ドリンク

▽出演
かねこきわの/ここ杉&ビッグバンボーイズ/岬たん/おかありなと東京ときめきクラブ/片山さゆ里/林良太/工藤ちゃん/トキノマキナ/tomodati/大島健夫/YAOAY/PYON2/YDOでんじゃらす弾き語り/川島志乃舞/角森隆浩/ジョニー大蔵大臣/羅生悶

☆☆☆

そして翌3日(月)は毎月第一月曜に恒例のポエトリーリーディングオープンマイクSPIRIT。今回のゲストは6人組の朗読ユニット、ATTAの皆さん。6人って一体誰が?という皆様、ちょびっとネット検索などなさってみてください。実は、これまでSPIRITにゲスト出演した方が、なんと3人も含まれているんです。乞うご期待!

SPIRIT

2018年12月3日(月)・渋谷 RUBY ROOM

19時30分開場/20時開演・入場料2000円(2ドリンク付)

▽主催・出演
URAOCB/大島健夫

▽スペシャルゲスト
ATTA

◎オープンマイクは当日先着16名まで1名あたり制限時間5分、17名目以降4分で22時40分打ち切り。

☆☆☆

16日(日)は千葉の詩のオープンマイク、千葉詩亭の九周年記念の回です。ゲストにお迎えするのは、2012年の『詩と思想』新人賞受賞詩人、近年は海外の詩祭などでも大活躍中の永方佑樹さんです。TREASURE RIVER BOOK CAFEで、詩の時空間を楽しみましょう。

千葉詩亭・第五十五回 ~九周年~

2018年12月16日(日)・千葉 TREASURE RIVER BOOK CAFE

17時30分開場/18時開演・入場料1000円(1ドリンク付)または2000円(1ドリンクとお食事付)

▽主催・出演
山口勲/大島健夫

▽スペシャルゲスト
永方佑樹

◎オープンマイクは1名あたり制限時間5分。

☆☆☆

遠くに行きたい。遠くまで行きたい。例え物理的な距離が近くても、その中にある遠くへ。そんなふうに思います。自分にとっての遠くが、自分ではない存在に近づくことになるとも思います。

進みます。

2018年11月12日月曜日

広島へ。~詩と出会い~

11月5日、47回目のポエトリーリーディングオープンマイクSPIRITの翌朝、西に飛びました。

熱いほどの陽射しが照りつける広島平和公園。桑原滝弥さん、向坂くじらさんと合流し、広島国際会議場にて、"2018国際平和のための世界経済人会議"アフターパフォーマンス『そして、詩があふれて』に出演いたしました。桑原さんは既に前日、この会議のセッション4:『アートによる社会への働きかけを通じた平和の実現』に登壇されています。

詩の言葉。
詩の声。
詩で伝えること。
詩でなければ伝わらないこと。
自らの内面と外の世界の間にある詩。

ステージで朗読させて頂くことを通して、リアルタイムで「詩」というものと向き合わされるように感じられる、力強い体験をさせて頂きました。お聴き頂いた皆様、そしてこの場を作ってくださった全ての皆様に、深く感謝申し上げます。

イベント後に広島の街で見たもの、そしてお会いした方々とのお話の一つ一つも心に刻まれています。本当に忘れがたいものでした。

翌7日は、桑原さん、向坂さんとともに、西日本豪雨被害の仮設住宅で公演をさせて頂きました。

(控室は海。桑原さん、向坂さん、お二人と旅ができ、お二人の詩を間近で見ることのできた私は幸せです。)

首都圏にいると、受けとるニュースというものは、どうしても首都圏居住者としてのフィルターのかかったものになりがちです。今回、広島行きにあたって、少しでも関心のある方のお気持ちとともに向かいたく、私も自分の主催イベントで活動支援金を募らせて頂きました。募金して下さった皆様にも心より御礼申し上げます。また、イベントでも改めてご報告を申し上げますがねいずれにせよ、西日本の豪雨被害により、多数の方が大変な思いをなさっている、という報道はみんなが目にし、耳にしても、しばらく日数が経ったのち、その状況を後追いする報道には、意識的にアクセスしなければ接することができません。しかし、実際の被災地には、今もなお、仮設住宅に暮らし、以前の暮らしとは違う生活をなさっている皆様が大勢いらっしゃいます。そして、言うまでもないことですが、そうした皆様は、同じ人などいるわけがなく、一人ひとり独立した人格を持ち、それぞれの人生を歩んでこられた、熱く血の通う存在です。

明るい海に面した集会所で、私たち三人の前にお座りくださった皆様には、このような表現は失礼にあたるかもしれませんが、生き物としての、そして人間としての一筋縄ではいかないエネルギーが漲っていました。笑顔も、握手した手も、全てが強く、しなやかでした。パフォーマンスを通して、何かを交換し合うような瞬間の連続であったように思います。

たった二日が二ヶ月のようにも感じられる、今回の広島旅でした。そして、この7日の夜にも、詩を通じた深い出会いがありました。そのこともとても嬉しかったです。

この地球には何十億という人間がいます。その中で、今この時、地上にいてほんのわずかなものを共有し、あるいは共有せず、いずれは消えてゆく私たちです。

詩を通じて出会えたこと、そして出会えること。そこには当たり前のものなど何一つなく、様々なものを費やしてくださる誰か、あるいは何かも存在が無数に絡まってたったひとつの場面が生まれているのだと思います。一体自分に何ができるのか。自分という存在が自分のものでなくなる時に何ができるのか。

まだ来ない明日を前に、二度と戻らない今日の終わりに。

ありがとうございました。