2017年10月11日水曜日

上野、三鷹、千葉。

10月7日はウエノ・ポエトリカン・ジャム5。上野公園へはわりとしょっちゅう来ているが、水上音楽堂に来たことは、実は一度もない。ウエノ・ポエトリカン・ジャムの1から4までも当然ながら出たことも見たこともない。4の時はもうポエトリーリーディングを始めていたが、当時は(まあ今もだが、どっちかと言うと今よりも)生意気だったので、誰が出ているのかとか背景は何なのかとか全然リサーチしようともせず「よくわかんねえけどどうせダセえ奴が大勢集まって文化祭ごっこみたいのをして自己満足してるだけだろ」と勝手に思っており、ほとんど興味もなく行かなかった。今にして思えば体験しておけばよかったと思う。何しろそんな私がその後、当時の関係者にインタビューしたり証言を収集したりするようになるのである。だから今回のUPJに関しても、行かずにいろんなことを思っていたり否定的なことを言っていたりした人は絶対いるはずだが、人間は人生の中で様々な立場や状況を経るものであるから、彼ら、彼女らにも今後の門戸が開かれていたらいいなと思うし、また口碑だけでなく記録のアーカイヴが残されたらいいなと思う。

今回、私は開演から終演までずっといた。観客席にいたり控室にいたりステージにいたり人を迎えに行ったりした中で、ダセえ奴ばかりが集まっているということはなかったということは確信を持って言える。もちろん、出演者とオープンマイカーを合わせると膨大な数の人がパフォーマンスしたのだから、観る人にはそれぞれの好みはあったに違いないけれど、全部観た人なら必ずそれぞれの、真実の瞬間のようなものに触れることができたのではないだろうか。それは幸せであったかもしれないし、嬉しさであったかもしれないし、笑いであったかもしれないし、あるいはことによるとまた怒りや悲しみややるせなさであったかもしれない。どれでもいいと思う。詩には様々な力がある。これは詩の祭りなのだから。

私は「神さまの人生」を朗読した。司会の猫道さんのアナウンスでステージに上がって、言葉を発する前に客席の一人ひとりの顔と表情を順番に眺めた時の感触はなかなか「いいもの」だった。

その猫道さん初め、主催者、そしてスタッフの奮闘に心から頭を下げる。こうしたイベントでは、大変なのはその日一日だけではなく、その前だったり、時には後だったりする。運営筋の人たちというのは、我々出演者のように、極端に言えばギャラをもらって帰ったらそれで終わり、というわけにはいかないのだ。

イベントが終ると、月がとても美しかった。

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10月9日は三鷹・おんがくのじかんの8周年記念イベントの9日目に出演。昨年のワンマンライヴでもお世話になっているおんがくのじかん。音響が最高ですごく読みやすい。呼んで頂いて感謝。「24時間スーパーの恋」と「こんな悲しい日に」を朗読。動画も撮った・・・はずだったが、途中で切れていた。残念。

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さて、次は10月15日(日)の「千葉詩亭・第四十八回」。

ゲストは第21回中原中也賞受賞詩人・カニエ・ナハさん。カニエさんとは、実はいま進行中のあるプロジェクトでも関わっており、当日そのことについて発表もする予定。聴きたい方、読みたい方、どなたも是非いらして下さい。

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「千葉詩亭・第四十八回」

2017年10月15日(日)・千葉 TREASURE RIVER BOOK CAFE

17時30分開場/18時開演・入場料1000円(1ドリンク付)または2000円(1ドリンクとお食事付)

▽主催・出演
山口勲/大島健夫

▽スペシャルゲスト
カニエ・ナハ

◎オープンマイクは1名あたり制限時間5分。









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