2018年12月31日月曜日

詩の鬼になってください

2018年もあと数時間です。皆様、今年もお世話になりました。

ご報告が遅れましたが、16日(日)には、『千葉詩亭・第五十五回 ~九周年~』を開催いたしました。多数のご来場、そしてオープンマイクへのご参加、まことにありがとうございました。

今回のゲストは永方佑樹さんです。

映像等を駆使し、「詩」という概念の外縁をゆるやかに拡げてゆくようなマルチメディアポエトリーパフォーマンスの30分。確かな厚みのある魅力的な時空間が現出されていました。今回からステージの位置をお店の奥から手前の壁の前に移したのですが、折しもその壁を彩る森川エリーさんの展示が素敵な雰囲気を醸し出していました。

オープンマイクにご参加下さった皆様のパフォーマンスにも、はじめてご参加下さった方、常連の方を問わず、そこで発せられる言葉と動き一つ一つに、今そこにあることの意味が感じられました。オープニングは山口勲が、ラストは私が新作「詩かもしれない」を朗読しました。

問い、進み、立ち止まり、見、聴き、感じ、受け止め、そしてまた問い。そんなことを繰り返して行くなかで、様々な物事が生まれていくのかもしれないと思います。今日のこの日に連なるすべての縁に感謝しいたします。10年目に入る千葉詩亭。これからもどうぞ宜しくお願いいたします!

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この千葉詩亭が、個人的にも2018年最後の朗読ステージとなりました。東金から始まった2018年の詩の旅。渋谷、西荻窪、高円寺、千葉、モントリオール、西千葉、釧路、札幌、大牟田、広島、呉、雑司ケ谷、四谷。いろんな街でいろんな方とお会いいたしました。忘れられないことばかりです。詩は、人間を一番遠くまで連れて行ってくれ、かつ、一番近いものを近く感じさせてくれるものだと思います。来年のことを言うと鬼が笑うと申しますが、笑うついでに鬼さんにも詩の朗読に興味を持ってもらえればいいと、そして詩の鬼になってもらえればいいと思いますので、告知です!

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「SPIRIT」

2019年1月7日(月)・渋谷 RUBY ROOM

19時30分開場/20時開演・入場料2000円(2ドリンク付)

▽主催・出演
URAOCB/大島健夫

▽スペシャルゲスト
木村沙弥香

◎オープンマイクは当日先着16名まで。1名あたり制限時間5分。

※毎月第一月曜に恒例のSPIRIT、5年目に入り、49回目の開催です。ゲストは詩のボクシング20周年記念大会王者・木村沙弥香さん。どうぞお楽しみに!

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PATCH WORDS

2019年1月12日(土)・千葉 千葉市生涯学習センター小ホール

15時30分開場/16時開演・予約1500円/当日2000円(入退場自由)

▽主催
川方祥大/大島健夫

▽出演
桑原滝弥/橘上/浅葉爽香/小林徹也/内藤重人/中川テツタ

※お問い合わせ及び予約は、下記メールまで。

※御宿が産んだ心意気の詩人・川方祥大さんと共同開催で、千葉市のヘソの穴こと生涯学習センター小ホールで詩人3人・音楽3人の精鋭をお呼びしてのライヴです。入退場自由でゆったりとご覧頂けます。私は司会進行とオープニングアクトを務めます。是非お越しくださいませ。

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新しい年に向かって走ります。お会いしたことのある皆様、まだお会いしたことのない皆様。詩を通じて目と目を合わせられることを心待ちにしております。どうぞ良い新年をお迎えください。

2018年12月7日金曜日

モントリオールのエッセイがアップされました&千葉詩亭九周年

暦の上では冬だというのに、なんだかなまあたたかいぷにゃぷにゃした気候ですね。

月が空けて、12月2日は四谷でかずちゃん生誕祭、3日は渋谷でSPIRITと、中身の濃い夜が続きました。

(かずちゃん生誕祭での私。撮影は今回もMCで大活躍の猫道さん)

詩を書いて朗読するというのは、上にも下にも横にも縦にも無限の広がりをもつもので、これからも「絶対的に確実な何かに到達した!」ということは一生ないと思いますし、あったとしたらただの勘違いなのかもしれないと思います。しかし、同時に、ひとつひとつの機会の中で、自分自身を取り巻く世界とのかかわりの中でベストを尽くしてゆくことの中に、絶対的な何かが存在するのかもしれないと思います。それは心地悪く心地良く、辛く楽しいものです。

詩の朗読というものをこれからもずうっと続けてゆくわけですが、そんな中で4月にカナダ・モントリオールでの"Richess des langues"に招聘された際のことをレポートエッセイに書いたものが、このたびポエトリースラムジャパン公式noteからアップされました。

すこし長いですが、是非こちらからご一読くださいませ。ひとくちにポエトリースラムといっても、様々なスタイル、様々な広がりがあるのです。

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そして、千葉の詩のオープンマイクイベント・千葉詩亭が12月16日の『第五十五回』で九周年を迎えます。

ゲストは永方佑樹さん。是非お出で下さいませ。


千葉詩亭・第五十五回 ~九周年~

2018年12月16日(日)・千葉 TREASURE RIVER BOOK CAFE

17時30分開場/18時開演・入場料1000円(1ドリンク付)または2000円(1ドリンクとお食事付)

▽主催・出演
山口勲/大島健夫

▽スペシャルゲスト
永方佑樹

◎オープンマイクは1名あたり制限時間5分。

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千葉で、お待ちしています。






2018年11月22日木曜日

歳つもりて44。

一昨日、11月20日で44歳になりました。

この秋はとにかくいろいろありました。北海道、福岡、広島と詩の旅をし、数多くの方と出会い、そして自分の中の新しい感覚とも数多く出会うことができました。

広島での、『国際平和のための世界経済人会議』、そして呉市天応地区仮設住宅での公演については、桑原滝弥さんが濃密なブログを書いてくださっています。是非ともお読みくださいませ。

人の力には限りがありますが、限りというのは自分で決めるものばかりでも、他人に決められるものばかりでもないと思います。私がこうして、人がましく日記を書いているのも詩に出会ったおかげです。それは、「詩」というフォーマットで書かれたり読まれたりするものと関わってきた、というだけでなく、「詩」という名前でしかカテゴライズできない、この世界の中のもののあり方と出会えたということでもあります。力の限り、これからも詩と向き合ってまいります。皆様、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

ということで、12月は3本のライヴがあります。

まずは2日(日)、都内で素敵なイベントをあまた開催し、大勢の人を幸せにしてきた”かずちゃん”の、今年も巡ってきた生誕祭。この出演陣を見よ!私は18時30分頃より20分間ほど朗読いたします。是非お出で下さい。

かずちゃんの生誕祭'18

2018年12月2日(日)・四谷 OUTBREAK

14時開場/14時30分開演・入場料3000円+1ドリンク

▽出演
かねこきわの/ここ杉&ビッグバンボーイズ/岬たん/おかありなと東京ときめきクラブ/片山さゆ里/林良太/工藤ちゃん/トキノマキナ/tomodati/大島健夫/YAOAY/PYON2/YDOでんじゃらす弾き語り/川島志乃舞/角森隆浩/ジョニー大蔵大臣/羅生悶

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そして翌3日(月)は毎月第一月曜に恒例のポエトリーリーディングオープンマイクSPIRIT。今回のゲストは6人組の朗読ユニット、ATTAの皆さん。6人って一体誰が?という皆様、ちょびっとネット検索などなさってみてください。実は、これまでSPIRITにゲスト出演した方が、なんと3人も含まれているんです。乞うご期待!

SPIRIT

2018年12月3日(月)・渋谷 RUBY ROOM

19時30分開場/20時開演・入場料2000円(2ドリンク付)

▽主催・出演
URAOCB/大島健夫

▽スペシャルゲスト
ATTA

◎オープンマイクは当日先着16名まで1名あたり制限時間5分、17名目以降4分で22時40分打ち切り。

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16日(日)は千葉の詩のオープンマイク、千葉詩亭の九周年記念の回です。ゲストにお迎えするのは、2012年の『詩と思想』新人賞受賞詩人、近年は海外の詩祭などでも大活躍中の永方佑樹さんです。TREASURE RIVER BOOK CAFEで、詩の時空間を楽しみましょう。

千葉詩亭・第五十五回 ~九周年~

2018年12月16日(日)・千葉 TREASURE RIVER BOOK CAFE

17時30分開場/18時開演・入場料1000円(1ドリンク付)または2000円(1ドリンクとお食事付)

▽主催・出演
山口勲/大島健夫

▽スペシャルゲスト
永方佑樹

◎オープンマイクは1名あたり制限時間5分。

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遠くに行きたい。遠くまで行きたい。例え物理的な距離が近くても、その中にある遠くへ。そんなふうに思います。自分にとっての遠くが、自分ではない存在に近づくことになるとも思います。

進みます。

2018年11月12日月曜日

広島へ。~詩と出会い~

11月5日、47回目のポエトリーリーディングオープンマイクSPIRITの翌朝、西に飛びました。

熱いほどの陽射しが照りつける広島平和公園。桑原滝弥さん、向坂くじらさんと合流し、広島国際会議場にて、"2018国際平和のための世界経済人会議"アフターパフォーマンス『そして、詩があふれて』に出演いたしました。桑原さんは既に前日、この会議のセッション4:『アートによる社会への働きかけを通じた平和の実現』に登壇されています。

詩の言葉。
詩の声。
詩で伝えること。
詩でなければ伝わらないこと。
自らの内面と外の世界の間にある詩。

ステージで朗読させて頂くことを通して、リアルタイムで「詩」というものと向き合わされるように感じられる、力強い体験をさせて頂きました。お聴き頂いた皆様、そしてこの場を作ってくださった全ての皆様に、深く感謝申し上げます。

イベント後に広島の街で見たもの、そしてお会いした方々とのお話の一つ一つも心に刻まれています。本当に忘れがたいものでした。

翌7日は、桑原さん、向坂さんとともに、西日本豪雨被害の仮設住宅で公演をさせて頂きました。

(控室は海。桑原さん、向坂さん、お二人と旅ができ、お二人の詩を間近で見ることのできた私は幸せです。)

首都圏にいると、受けとるニュースというものは、どうしても首都圏居住者としてのフィルターのかかったものになりがちです。今回、広島行きにあたって、少しでも関心のある方のお気持ちとともに向かいたく、私も自分の主催イベントで活動支援金を募らせて頂きました。募金して下さった皆様にも心より御礼申し上げます。また、イベントでも改めてご報告を申し上げますがねいずれにせよ、西日本の豪雨被害により、多数の方が大変な思いをなさっている、という報道はみんなが目にし、耳にしても、しばらく日数が経ったのち、その状況を後追いする報道には、意識的にアクセスしなければ接することができません。しかし、実際の被災地には、今もなお、仮設住宅に暮らし、以前の暮らしとは違う生活をなさっている皆様が大勢いらっしゃいます。そして、言うまでもないことですが、そうした皆様は、同じ人などいるわけがなく、一人ひとり独立した人格を持ち、それぞれの人生を歩んでこられた、熱く血の通う存在です。

明るい海に面した集会所で、私たち三人の前にお座りくださった皆様には、このような表現は失礼にあたるかもしれませんが、生き物としての、そして人間としての一筋縄ではいかないエネルギーが漲っていました。笑顔も、握手した手も、全てが強く、しなやかでした。パフォーマンスを通して、何かを交換し合うような瞬間の連続であったように思います。

たった二日が二ヶ月のようにも感じられる、今回の広島旅でした。そして、この7日の夜にも、詩を通じた深い出会いがありました。そのこともとても嬉しかったです。

この地球には何十億という人間がいます。その中で、今この時、地上にいてほんのわずかなものを共有し、あるいは共有せず、いずれは消えてゆく私たちです。

詩を通じて出会えたこと、そして出会えること。そこには当たり前のものなど何一つなく、様々なものを費やしてくださる誰か、あるいは何かも存在が無数に絡まってたったひとつの場面が生まれているのだと思います。一体自分に何ができるのか。自分という存在が自分のものでなくなる時に何ができるのか。

まだ来ない明日を前に、二度と戻らない今日の終わりに。

ありがとうございました。

2018年10月26日金曜日

心。魂。人。詩。

月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。今年も残すところあと2ヶ月と少しになりました。11月の詩の旅は、渋谷RUBY ROOMで毎月第一月曜に恒例、通算47回目のポエトリーリーディングオープンマイクSPIRITから始まります。

スペシャルゲストには、1stアルバム『世界の果て、果て、ハテ。』発売中のともちゃん9さいさんをお迎えしております。ご来場、ご観覧、オープンマイクへのご参加、心よりお待ち申し上げております。

POETRY READING OPEN MIC
SPIRIT

2018年11月5日(月)・渋谷 RUBY ROOM

開場 19:30
開演 20:00
入場料 2000円(2ドリンク付)

▽主宰・出演
大島健夫/URAOCB

▽スペシャルゲスト
ともちゃん9さい

※オープンマイクは当日先着16名まで1名あたり制限時間5分、それ以降制限時間4分。22時40分に到達した時点でオープンマイク時間終了。


***

翌日、広島に飛びます。

桑原滝弥さん、向坂くじらさんとともに、広島国際会議場において開催される、2018国際平和のための世界経済人会議アフターパフォーマンス『そして、詩があふれて』に出演いたします。お近くの方、何かがお心にかかった方は、どうかイベント概要をお読み頂きながらちょっとだけ画面をスクロールして頂いて、『そして、詩があふれて』公式ページよりご観覧をお申し込み頂けましたら幸いです。

”2018国際平和のための世界経済人会議”アフターパフォーマンス 
『そして、詩があふれて』 


12時45分~13時45分 

▽出演
桑原滝弥 
大島健夫 
向坂くじら 

本フォーラム「平和とアート」登壇者の”桑原滝弥” 
詩の朗読競技大会日本チャンピオンで、フランス・パリでの「ポエトリー・ワールドカップ」出場経験を持つ”大島健夫” 
若者に絶大な人気を誇るポエトリー+ギターユニット「Anti-Trench」の詩の朗読を担当する”向坂くじら” 
現代日本を代表する三名の詩人が、実際の詩のパフォーマンスを交えながら、 
今を生きるひとりひとりの人間が、平和をしなやかに担っていくための、詩情(ポエジー)が持つ可能性をお伝えします。 

▽お問い合わせ
詩人類 
TEL:090-8545-2708 

↓観覧お申し込みはコチラから↓ 

桑原滝弥さんのブログからの転載となりますが、このイベントに寄せての、桑原さんによる以下の文章を是非、ご一読ください。

~未来の詩人”あなたとわたし”へ~ 

有史以来、人の営みには、そこに必ず詩がありました。 
詩とはなんでしょうか?散文のような意味の伝達だけではなく、宗教のような教義がある訳でもなく、そもそもその定義も人それぞれで曖昧。 
それでも、この言語を使った不可思議な表現手段が廃れることなく、あるゆる国や地域、民族のあいだで継承されてきたのはなぜでしょうか? 
もしかしたら、人間という種が、いつか意味を超えて繋がるために、日々、生きる意味を見出していく宿命の生き物だからなのかも知れません。 
平和について語り合ったフォーラムの最後に、 参加された皆さんのそれぞれのフィールドや生活のなかで、 詩が実際にどういいう力を持つのかというエピソードを紹介しながら、詩のパフォーマンスをお届けします。 
ある主題と主題の狭間…例えば、国際的な平和と個人のささやかな幸福。そこに詩心があれば、もっと構えずに、疲れずに、たおやかに、結び目を探すことができるんじゃないか、と私は信じています。 
どうか皆さん、気楽にご観覧ください、詩は堅苦しいことが大キライ。真面目な顔で近付くと、スルスルと逃げて行っちゃいます。そう、まるで、まだ言葉を知らなかった子どもの頃の、あなたとわたしのように。 

***

翌11月7日(水)も、広島県内で、やはり桑原さん・向坂さんとともに、豪雨被害に遭われた方々が暮らされている仮設住宅で公演をさせて頂きます。こちらは施設関係者のみへの公開となりますので、後日、その模様をお伝えさせて頂きますね。

皆様から頂いた心のバトンを魂にしまって、足を踏み出します。



2018年10月23日火曜日

千葉詩亭は次回で九周年。

前回の日記の続きです。21日の午後、羽田空港に降り立ちました。すかさず向かうはTREASURE RIVER BOOK CAFE。千葉の詩の朗読のオープンマイク、『千葉詩亭・第五十四回』です。大牟田旅の余韻を引きずり体も心も元気いっぱいですが、移動がテンポよく行きすぎて昼食を食いそこね、おなかが若干鳴り気味で到着しました。

今回のゲストは詩人・新井高子さん。


カラフルでイマジネーション豊かな詩の言葉が、棚の本たち、そして客席に染み入ってゆくのがとても心地よく、秋の宵を彩っているかのようでした。新井さん、ありがとうございました!

オープンマイクにご参加くださったのは、

川方祥大さん
五代圭さん
森ジュンイチさん
筒渕剛史さん
ジュテーム北村さん
岬多可子さん
青木由弥子さん

という皆様。それぞれに静かな熱と詩情が漂い、今ここで発せられる理由のある言葉であると感じられるものでした。オープニングは山口勲が務め、ラストは私が『蟹倉庫』と『蟹野球』の2篇を朗読しました。ごはんメニューの「タモリ風生姜焼き丼」も美味でございました。

気がつけば千葉詩亭も次回で九周年です。

終演後、山口勲、そしてTREASURE RIVER BOOK CAFEのオーナーの宝川さんと3人で、お店の前で「前に進もうね」と話し合ったのはちょっぴり特別な時間でした。

これからも千葉詩亭は進み続けます。次回『千葉詩亭・第五十五回 ~九周年~』は12月16日(日)の開催です。ゲストは近日発表いたします。どうぞお楽しみに!


2018年10月22日月曜日

人、街。どうぶつのきもちポエトリー。

私は千葉市の美浜区に住んでいますが、3年ほど前まで、さらに奥地である、千葉市の中のアマゾンと呼ばれる若葉区というところに住んでいました。イタチ、ノウサギ、タヌキなどが徘徊し、最近ではイノシシも現れるというような土地です。

例えば渋谷でライヴがあったりしてここから出発するとすると、まずは千葉駅近辺までバスか車で40分。そこから電車を乗り継いで、トータルで2時間以上かけてやっと到着するわけです。

今回、大牟田大使の招請により、福岡県は大牟田市に向かったのですが、羽田から福岡までのフライトが1時間半ほど、そこから西鉄バスで大牟田までが1時間ちょっと。東京から大牟田に行くのって、実は千葉から東京の行くのと大差ないのだということを知りました。

そんな、遠いけど近い大牟田、大牟田市動物園で開催された『どうぶつのきもちポエトリー』。正直言って、参加者の皆様の詩と朗読に魂を揺さぶられました。

今回、「どうぶつのきもちになって」詩を作ってくださったのは、地元の小学校1年生から中学校3年生までの皆様だったのですが、言葉、姿、たたずまいに、(圧力ではない)人間の強さと、(虚勢ではない)勇気が満ちていたからです。

自分で朗読して下さった方々も、我々が代読した方々も、「詩を書いている自分」「朗読している自分」を見せようとするのではなく、「詩を書いて」「詩を読んで」いました。その姿は胸を打つものがありました。後ろの柵の上から、キリンが首を伸ばしてちゃんと聴き入っていたのはその証拠だと思います。気温が下がる中、参加者の皆様が示し続けた集中力も、また常ならぬものがありました。

大牟田の未来がポジティヴなものであることを、はっきり確信した夕べでした。全ての参加者の皆様、ご父兄、ご来場の皆様、動物園の皆様(動物たちの一つひとつの表情が、日頃、愛情を受けていることを物語っていたように感じられました)、お力とお心を注いでくださった大牟田市の全ての皆様、そして道山れいんさん、ジョーダン・スミスさん、本当にありがとうございました。

何か、映画の中を生きているような気がする今回の旅でした。街の魂は、人の魂でもあると思います。21日の朝、福岡空港に向かうバスを待ちながら、もう二週間ぐらい滞在したかったのです。

しかし、その日の夕方にはふるさと千葉で『千葉詩亭』。見たもの、感じたもの、考えたこと、数々の笑顔、握手した手の温かさなどを忘れずに自分の魂に刻もうと決め、一路、東を目指すのでした。

(ついでに、ラーメンの味と店名も忘れずに刻んだことは言うまでもありません)