家から出なくても、一人で書いたり読んだり楽しんだりできるのが詩のいいところ。今週も「火曜日の詩」を更新しました。これで14週目になります。今回は「お父さんは仕事に出かけた」という詩を朗読しています。
2017年に書いた詩です。YouTubeの字幕ボタンでテキストをご覧頂けます。テキスト全文は、「ポエトリースラムジャパン2017秋大会ファイナリスト・アンソロジー」に収録されています。
私は詩を書くとだいたい、どんな気持ちでどうやって書いたのかすぐ忘れてしまうたちです。こんな依頼があった時、とかその程度のことしか覚えていません。この詩を書いた時のこともよく思い出せません。
でも、詩を書き上げたあと天井を見ると、たまに少しだけ部屋が拡がって、血管の中で酸素が流れるような感じがします。そういう感じは自分の中に蓄積していきます。
読んでくださる方、聴いてくださる方が、その時間、普段生きている日常とは違う世界に、ほんの少しでも浸かって下さったら、それに勝る幸せはありません。