2018年9月26日水曜日

東京都渋谷区→福岡県大牟田市→千葉県千葉市!

気温もすっかり下がり、駆け足で秋がやってまいりました。皆様お元気でお過ごしでしょうか。私は今日、ついうっかりしていて足の甲を車に轢かれましたが特に怪我もせず、丈夫な体に産んでくれた両親に感謝しております。

さてさて、10月の朗読ステージについてお知らせいたします。

まずは1日(月)、第一月曜に渋谷RUBY ROOMで恒例のポエトリーリーディングオープンマイクSPIRIT。今回のスペシャルゲストには、竪琴の弾き語りで活動する『流転の竪琴弾き』さんをお迎えしております。ご来場、ご観覧、オープンマイクへのご参加、心よりお待ち申し上げております。

POETRY READING OPEN MIC
SPIRIT

2018年10月1日(月)・渋谷 RUBY ROOM

開場 19:30
開演 20:00
入場料 2000円(2ドリンク付)

▽主宰・出演
大島健夫/URAOCB

▽スペシャルゲスト
流転の竪琴弾き

※オープンマイクは当日先着16名まで1名あたり制限時間5分、それ以降制限時間4分。22時40分に到達した時点でオープンマイク時間終了。



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そして20日(土)は福岡県の大牟田市に飛び、大牟田大使の招請によって、大牟田市動物園での詩のイベントにゲスト詩人として参加いたします。

2015年に世界文化遺産に登録された三池炭鉱を擁する街、福岡県大牟田市。
日本の近代化をささえた炭坑節の町にある話題の動物園、大牟田市動物園。
「環境エンリッチメント」「ハズバンダリートレーニング」など、動物福祉に積極的に取り組み、「エンリッチメント大賞2016」も受賞しています。

動物の気持ちをたいせつにする国内最先端の動物園で行う、
初のポエトリー・リーディングイベント、それが『どうぶつのきもちポエトリー』。

どうぶつのきもちポエトリー

2018年10月20日(土)・大牟田 大牟田市動物園

13時~18時・先着30名限定(要予約)

対象:小学1年生~中学3年生

申込先:大牟田市役所広報課
    電話/0944-41-2505
    FAX/0944-41-2552
*参加者は入場無料(同伴の保護者も1名まで入場無料)。特製缶バッジプレゼント!
*見学は予約不要です。ぜひ、見学においでください!

受付:動物園入口(13時~15時)
●受付後、参加者は園内を見ながら配布された用紙に詩を書きます(数行でも大丈夫)。
好きな動物の気持ちになって、動物の一人称で詩を書きます。
モルモットになって / キリンになって / アザラシになって・・・
「わたし(ぼく)は・・・」の主語は動物とします。
●リーディング(16時-17時30分、キリン舎前の青い屋根のスペース)
みんなで輪になって自作の詩を朗読します。
みんないっしょになって聞きます。
みんなの前で読むのがはずかしい人は、詩人に朗読をゆだねることもできます。
上手に発表できた人にはは【審査員賞】と【園長賞】、【リンくん、プリンちゃん賞】が贈られます。人数の関係で時間内に読みきれなかった詩は、詩人が読んで後日FMたんとで紹介します。
18時:園が閉園となります

▽ゲスト詩人
大島健夫/ジョーダン・スミス/道山れいん

先着順のため、30名に達した後は入園料有料での参加や見学となります。
(一般の方も入園料有料で参加や見学可能です)。
その場合、各賞の対象とはなりませんが、
自作したポエトリー(詩)は園内の「ポエトリーボックス」に入れておくと、
審査員が選んでその一部を後日、
詩人の朗読により大牟田市のコミュニティFM『FMたんと』等で、
当日の優秀作とあわせて紹介する予定です。

詳しくは大牟田市動物園のホームページまで。

 

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翌21日(日)は、すかさず千葉に帰ってまいりますよ。おなじみ千葉の詩のオープンマイク、『千葉詩亭』。第五十四回目まできました。ゲストは詩人・新井高子さんです。読みたい方、聴きたい方、ごはんを食べたい方、なんとなく気になる方。どなたもお気軽においで下さいませ。

千葉詩亭・第五十四回

2018年10月21日(日)・千葉 TREASURE RIVER BOOK CAFE

17時30分開場/18時開演・入場料1000円(1ドリンク付)または2000円(1ドリンクとお食事付)

▽主催・出演
山口勲/大島健夫

▽スペシャルゲスト
新井高子

◎オープンマイクは1名あたり制限時間5分。


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一期一会。一回一回のステージは、決してやり直すことはできないものです。私もいつかは、人生で最後の詩を書き、人生で最後の朗読をする日が来るのでしょう。好きなように生きている私は幸せです。とは言えまだまだ書きたいものはたくさんあり、もっともっと朗読もしたいことは言うまでもありません。そもそもこの先も予定がたっぷり詰まっています。進みます!どこかでお会いしましょう。





2018年9月20日木曜日

2018年秋・北海道の詩の旅の記録・後編

前編からの続きです。

16日は釧路をあとにして、札幌へと向かいます。釧路から札幌までの距離はおよそ300km。これは東京から愛知県岡崎市くらいまでの距離に匹敵します。午前11時に出発し、到着したのは午後4時。札幌駅から俊カフェまでキャリーバッグを引きずってすたこら走り、なんとか16時30分の俊カフェ上映会&トークにぎりぎり遅刻せずに滑り込みました。

以前からずっと気になっていた俊カフェ。想像以上に磁場に満ちた、意志と心のある場所でした。

(俊カフェ店主・古川さんと)

改めて俊読2017の映像を見ると、去年のものなのに遠い記憶のようで、二度と帰ってこない時間の重みが押し寄せてきて、動揺するほどの愛おしささえ覚えました。

トークでは、俊読オープンマイクに出場される方に向けて私の思いをできるだけストレートに伝えさせて頂きました。10月20日(土)、21日(日)、22日(月)の三日間にわたって開催される俊読オープンマイク、きっとこの上なく貴重な三日間になると思います。足を運ぶことのできる方は是非、行ってみてください。そして、俊読2019のFacebookページを是非ご参照ください。

古川さん、皆様、ありがとうございました。また近いうち、必ず戻ってまいります。

・・・古川さんやお客様と喋っている間にあっという間に午後9時。またキャリーバッグを引きずって札幌駅まで走り、大急ぎでラーメンを食べ、新千歳空港行きの終電に飛び乗り、17日の午前1時過ぎ発の飛行機で羽田に戻ってまいりました。寒いと思っていた釧路も札幌もこの二日間晴れていて暑く、すっかり汗をかいてしまったことでした。

羽田から帰宅するのに乗った始発のリムジンバスは乗客私一人。早朝の風景を車窓から眺めていると、東京や千葉も人が少なければ空が広いなあと思いました。

一泊三日の北海道詩の旅。どの旅もそうですが、結局は人に触れる旅だったような気がいたします。たくさんの出会いと心の震えがありました。

一人ひとりの人間に与えられている時間というのは無限ではありません。

「行きたいところに行けばよかった、会いたい人に会えばよかった」という言葉は、いつも人を感傷的にさせます。ある時期から私は、できるだけ自分で本当に行きたいところに行きたい時に行き、会いたい人に会おうと決めました。そのために詩人になったのかもしれないと思うこともあります。

私のこの短い足でどこまで行けるでしょうか。それは全く心許ないですが、行けるところまで行きます。

皆様、

どこかでお会いしましょう。

2018年9月19日水曜日

2018年秋・北海道の詩の旅の記録・前編

というわけで、週末は北海道に行ってまいりました。

たとえば東京から飛行機に乗ってパリあたりを目指しますと、映画を一本観終わると飛行機はロシア上空、もう一本観るとやはりロシア上空、三本見てもまだロシア、などという現象が起きます。これを私は「ネバーエンディング・ロシア」と呼んでいるのですが、それに比べて北海道はぐうっと近く、羽田から一時間少々居眠りをこき、「そろそろ機内食が出る時間ですな(註・もちろん出ません)」などと思えてきた頃には釧路に到着なのでございます。

2018年9月15日土曜日、快晴の釧路空港。

空路は近く感じても、降り立つとそこはやはり北海道。空が広く、地面も広く、心なしか自分も開かれた人間になったような気がいたします。ゲートの前で法衣姿で待ち構えていたのは、釧路の僧侶詩人・たそがれ龍生。思わず私も合掌してしまいました。

たそがれ龍生のSUVで、ライヴ会場のカフェドルチェへ向かいます。車内ではジャニス・ジョプリンが流れ、奥行きのある景色とあいまって、なんだか北米に来たような感じです。積もる話も尽きぬままにカフェドルチェに到着。


カフェドルチェは、「ああ、風が抜けているなあ」と感じる、気持ちのいい素敵なカフェでした。

夕方の光のなかでたそがれ龍生とライヴをした時間は、特別なものになりました。地元で活動するということは、ある意味では東京で活動するよりもずっと、その人間の真価が問われることだと思います。ひとりひとりのお客様のたたずまい、場の空気、何よりも彼自身のパフォーマンス。たそがれ龍生が故郷で、これまで誠をもって生きてきたことがはっきりわかるイベントでした。彼という男に出会った私は幸せです。

私が朗読したのは、

「うなぎ」
「京都物産展」
「蟹工場」
「蟹野球」(新作)
「タコとイカ」
「二人で一緒に電車に乗ろう」

の6篇でした。

ありがたいことに持っていった本もみんな売れ、昔、池袋でPoe-Triをやっていた頃のお客様とも再会することができ、大変に温かい時間を過ごさせて頂きました。北海道に来て本当に良かったと思いました。

夜はたそがれ龍生と詩のこと、来し方行く末について語り合いました。その内容は二人だけの秘密です。でも、必ずまた釧路に戻ってこようと思います。こんな私を王子様のようにもてなしてくれたたそがれ龍生、そして釧路の皆様、改めて本当にありがとうございました。言葉に尽きせぬ感謝を。

そして翌16日は札幌に向かったのであります。



2018年9月13日木曜日

週末は北へ。北へ、北へ。

暑かった夏も過ぎ、なんだか唐突に秋がやってまいりました。気温が乱高下するこういう時節は体調を崩しやすいものです。皆様、どうぞお気をつけてお過ごしくださいませ。

この秋はいろんなところに詩の旅をします。

まずは今度の週末、北海道に行って参ります。

15日(土)は釧路でライヴをします。釧路には僧侶詩人・たそがれ龍生って奴がいましてですね。

この男と出会ったのは2007年の詩のボクシング神奈川大会でした。そこで私は人生で初めてポエトリーリーディングをしたわけですが、その時は続ける気はなく、一回きりのつもりだったのです。

それが、ともに出場していたこのたそがれ龍生氏が、私を、当時原宿でやっていた、鶴山欣也氏主宰のJET POETにブッキングしたことから、巡り巡って巡り巡って巡り巡り巡り巡って私の今があるわけです。彼がいなかったら根本的に私はたぶん詩の朗読を本当に一回だけでやめていたと思いますし、全然違った人生を歩んでいたと思います。

11年が経ち、彼の故郷釧路で朗読できることは大きな喜びです。うんと素晴らしい朗読をしますね。

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たそがれ龍生ポエトリーパフォーマンス2018流星群

2018年9月15日(土)・釧路 カフェドルチェ
釧路市入江町8-3
TEL/0154-24-4703

15時30分開場/16時開演・入場無料(1ドリンクオーダー)

▽主演
たそがれ龍生

▽ゲスト
大島健夫

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翌16日には、札幌の、谷川俊太郎氏公認のカフェ『俊カフェ』での、『俊読2017』上映会に出席し、2016年、2018年と出演した俊読に関するトークを行います。一度行ってみたかった俊カフェ。今この時に私がこの場所でお話をさせて頂く意味を肚に、心してトークをいたします。

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俊読2017上映会&大島健夫さんトーク

2018年9月16日(日)・札幌 俊カフェ
北海道札幌市中央区南3条西7丁目4 Kaku imagination 2F
TEL/011-211-0204

16時開場・16時30分より大島健夫トーク・17時より上映会/料金・1500円(1ドリンク付)

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ちなみに、10月の詩の旅は、西に参ります。福岡県は大牟田市です。

2015年に世界文化遺産に登録された三池炭鉱を擁する街、福岡県大牟田市。
日本の近代化をささえた炭坑節の町にある話題の動物園、大牟田市動物園。
「環境エンリッチメント」「ハズバンダリートレーニング」など、動物福祉に積極的に取り組み、「エンリッチメント大賞2016」も受賞しています。

動物の気持ちをたいせつにする国内最先端の動物園で行う、
初のポエトリー・リーディングイベント、それが『どうぶつのきもちポエトリー』

 

このたび、大牟田大使の招請によって、ゲスト詩人として参加いたします。

参加者は園内を自由に見学し、好きなどうぶつのきもちになってポエトリー(詩)をつくり、みんなの前でリーディング(朗読)します。
参加者は詩人に、自分の詩を朗読してもらうこともできます。
すぐれたポエトリー・リーディングには審査員賞ほか、各賞を用意しています。

対象:小学1年生~中学3年生および保護者。
先着30名限定、入場無料、特製缶バッジをプレゼント!
(申込先は大牟田市役所広報課。詳細はチラシをごらんください)

先着順のため、30名に達した後は入園料有料での参加や見学となります。
(一般の方も入園料有料で参加や見学可能です)。
その場合、各賞の対象とはなりませんが、
自作したポエトリー(詩)は園内の「ポエトリーボックス」に入れておくと、
審査員が選んでその一部を後日、
詩人の朗読により大牟田市のコミュニティFM「FMたんと」等で、
当日の優秀作とあわせて紹介する予定です。

くわしくは大牟田市動物園のホームページまで。

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皆様、また近いうちに。

詩とともにお会いしましょう。