2018年1月30日火曜日

白駒過隙

1月28日、馬野ミキ企画TOKYO BOYS COLLECTION 2018winter。高円寺・大陸バー彦六は立っているのがやっとなくらいの満員でした。

登場順に、

馬野ミキ
新納新之助
いまお
道山れいん
Jordan Smith
蛇口
TASKE
究極Q太郎
ジュテーム北村
大島健夫
桑原滝弥

という出演陣。10人もいるのに、どの出演者からも「もの欲しそう」なオーラが出ておらず、それぞれがそれぞれの(「思惑」や「意図」ではなく)「意志」を感じさせる朗読に思えました。

イベントの告知文には、「彼らの言葉には、存在をする者の覚悟がある」としたためられておりましたが、今回オファーを頂き、当日までの時間、また当日の時空間を通して、男性性というもの、そしてポエトリーリーディングについて、自分自身の在り方を見つめ直す良い機会となりました。「詩人の死」「電気うなぎ」「頭蓋骨を覚えていますか」の3篇を朗読しました。「詩人の死」は新作です。

前記の通り満員だったので肉体的に楽なイベントとは言えなかったと思いますが、そのことも含めて、統一された空気感を形成していたようにも感じられます。良い午後でした。馬野さん、彦六の皆様、ありがとうございました。

翌29日、そして今日30日と、一転して生き物関連の業務が続いております。

鳥の数をかぞえたりアカガエルの卵塊をかぞえたりしながら房総半島の山の中を歩いていると、ふと、本当は、詩の朗読のライヴをしたり本を出したりしているのは全部私の夢とか何かで、本当のことではないのではないかという気がしてきたりします。

ま、夢でも別にいいです。人の一生というのは、白馬が駆けてゆくのを壁の隙間から眺めるようにあっという間のものだと、かの荘子も言っています。その短い間に、心から没入できる夢を見られているなら、それは幸せなことです。


2018年1月26日金曜日

1月最後の朗読は高円寺、そして2月のSPIRITと千葉詩亭

明後日1月28日(日)は、馬野ミキ企画東京ボーイズコレクション。男ばかり10人で、高円寺で朗読します。

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「TOKYO BOYS COLEECTION 2018Winter」

2018年1月28日(日)・高円寺 大陸バー彦六

12時15分開場/13時開演/16時終演・入場料1500円+1オーダー

▽出演
桑原滝弥/究極Q太郎/新納新之助/大島健夫/Jordan Smith/TASKE/いまお/蛇口/馬野ミキ/道山れいん

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長めの新作詩をじっくり読もうと思います。日曜の午後、是非お越しください。

そして2月に入っても朗読ステージは続きます。まずは渋谷RUBY ROOMで毎月第一月曜日に恒例のポエトリーリーディングオープンマイクSPIRIT。

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「SPIRIT」

2018年2月5日(月)・渋谷 RUBY ROOM

19時30分開場/20時開演・入場料2000円(2ドリンク付)

▽主催・出演
URAOCB/大島健夫

▽スペシャルゲスト
猫道(猫道一家)

◎オープンマイクは当日先着16名まで。1名あたり制限時間5分。

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満を持して、ゲストには猫道さんの登場です。猫道節の世界をご堪能ください!

さらに18日には偶数月の第三日曜日にTREASURE RIVER BOOK CAFEで恒例・千葉のポエトリーリーディングオープンマイク千葉詩亭です。2018年最初のゲストには、ちょっとこれまでと違う方をお迎えしましたよ。

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「千葉詩亭・第五十回」

2018年2月18日(日)・千葉 TREASURE RIVER BOOK CAFE

17時30分開場/18時開演・入場料1000円(1ドリンク付)または2000円(1ドリンクとお食事付)

▽主催・出演
 山口勲/大島健夫

▽スペシャルゲスト
CCD

◎オープンマイクは1名あたり制限時間5分。

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ということで、ゲストは著書「シン・ヤマトコトバ学」光文社新書より好評発売中、神主ラッパーCCD。どのような世界が現出するのかとても楽しみですね。

オープンマイクに参加するもよし、お客としてじっくり楽しんで頂くもよし。TREASURE RIVER BOOK CAFEの美味しいお食事を楽しんで頂くもよしの千葉詩亭。千葉は良いところですので是非おいで下さい。

寒い日は続きますが、皆様てきとうに切り抜けていきましょう。ではでは!

2018年1月24日水曜日

秩父へ。

今日は久しぶりに埼玉県は秩父の、ポエトリーカフェ武甲書店に伺ってまいりました。

以前はいつも車で行っていましたが、今回はまだ道路の雪が気になったこともあり、電車です。うまく乗り継げば、実は千葉市内から往復2500円くらいで行けることを今回初めて知りました。妻と二人、車と違ってボーっと景色を眺めながら目的地に近づけるのはなかなか良いものです。

武甲書店のBJだいちさんと落合朱美さんは、私にとっては恩人でもあります。

今、ずっと千葉詩亭を共同開催している山口勲と最初に会ったのも武甲書店の企画でした(山口はワークショップの講師で、私は荷物運搬と不審者対策の係でした)し、2010年には連作短編小説集「そろそろ君が来る時間だ 10の小さな物語+1」を、詩遊会出版から刊行して頂きました。実は今回伺ったのは、その「そろそろ君が・・・」が丘のうえ工房ムジカからリニューアル出版されるにあたり、新しく出来上がった本を謹呈しに参上したわけです。

丘のうえ工房ムジカを率いる葛原りょう氏と出会ったのもやはり武甲書店のイベントだったのですから、人の縁の重さを噛み締めます。縁なくしては私がこうして詩を書いてポエトリーリーディングを続けてこられることもなかったと思います。武甲書店は、そのかなり根源に近いところにある場所です。

新装なった「そろそろ君が来る時間だ 10の小さな物語+1」につきましては、間もなく書店展開等についてのお知らせができると思います。

久々にBJだいちさんとお話できてとても嬉しかったです。コーヒー、ケーキ、本当に美味しゅうございました。懐かしさと同時に、これから頑張っていかねばなあと肌に感じる時間でした。

駅前の街並みも微妙に変わっていた秩父。また近いうちに、もっとゆっくり伺いたいと思います。

2018年1月21日日曜日

赤い渋谷から西荻窪のハワイへ

先週は、渋谷RUBY ROOMでのSPIRITと、西荻窪ALOHA LOCA CAFEでの「て、わたし」第3号発行記念イベントという2つのイベントがありました。

15日のSPIRITについてはこちらにレポを書かせて頂きましたが、ゲストにウクレレ弾き語りの鬼才・角森隆浩さんをお迎えし、これまでのSPIRITとはちょっと違った味わいのある夜になったと思います。

そして、年明けにフランスから私と村田活彦氏にお知らせがあり、2014年のフランスのポエトリースラム王者MARASが来日するので、パフォーマンスをする場所など何とかならないか、ということでしたので、山口勲氏にお話し、20日の「て、わたし」発行記念イベントに出演して頂く運びとなりました。

その「て、わたし」発行記念イベント。なぜか私が司会もすることになったのはいつもの山口勲流という感じがしますが、MARASはさすがだし、


ムスタファ・ムーサ―の翻訳をしてくださった森晋太郎さんのシリアのお話も良かったです。北爪満喜さんと初めてきちんとお話できたのも嬉しいことでした。「て、わたし」第3号、改めて素敵な詩誌です。

私は「こんな悲しい日に」「鈴」「電気うなぎ」「千葉で生まれた」の4篇を朗読しました。「日本の詩、世界の詩」というのがコンセプトの詩誌なので、千葉の詩で締めました。川方祥大さんが動画を撮ってくださいました。


MARASはこの後、渋谷に移動し「胎動×バラクーダ」にも出演、カッコいいフリースタイルを展開したということです。観たかったな。

さて、今月の朗読ステージはあと1本です。

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「TOKYO BOYS COLEECTION 2018Winter」

2018年1月28日(日)・高円寺 大陸バー彦六

12時15分開場/13時開演/16時終演・入場料1500円+1オーダー

▽出演
桑原滝弥/究極Q太郎/新納新之助/大島健夫/Jordan Smith/TASKE/いまお/蛇口/馬野ミキ/道山れいん

※馬野ミキさんの企画です。馬野ミキが選んだ10人の男性詩人による真冬の熱いライヴ。私は新作を読む予定です。

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明日は関東に大雪が降るそうですね。ここぞとばかり引きこもって詩を書こうと思います。


2018年1月11日木曜日

東金からスタート

新年になってから更新が滞っておりました。皆様明けましておめでとうございます。

昨日は、ジョーダン・スミスさんのお誘いを受け、千葉県は東金市で、「Chiba Poets in Togane 千葉詩人と東金朗読会」というバイリンガル朗読会に、ジョーダンさん、岬多可子さんとともに出演しておりました。

私の家系には上総・安房の血が色濃く流れておりますが、東金で朗読をしたのは初めてでした。

会場のTHE MEANING OF LIFE CAFEは超クールな場所。コーヒーもとても美味しかったです。


お客様は、各国からの留学生の皆さん、そして地元・東金の方。岬さんの染み渡る詩の言葉、ジョーダンさんの知的で楽しい朗読、様々な言語とバックボーンが光を放ったオープンマイク。本当に楽しい時空間でした。


私は「うなぎ」「ハムを買ってください」「蟹倉庫」の3篇を朗読しました。英訳を朗読してくださった留学生の皆さん、ありがとうございました!この日に連なる全ての縁に感謝したくなる、素敵な夜でした。

1月はあと3本、朗読ステージがあります。

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「SPIRIT」

2018年1月15日(月)・渋谷 RUBY ROOM

19時30分開場/20時開演・入場料2000円(2ドリンク付)

▽主催・出演
URAOCB/大島健夫

▽スペシャルゲスト
角森隆浩

◎オープンマイクは当日先着16名まで。1名あたり制限時間5分。

※毎月第一月曜に恒例のSPIRIT、この月のみ第三月曜の開催となります。ゲストはウクレレ弾き語りの鬼才、角森さん。どうぞお楽しみに!

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「て、わた し第3号 発行記念イベント」

2018年1月20日(土)・西荻窪 ALOHA LOCO CAFE

12時開場/13時開演・入場料1500円+フードまたはドリンク(未就学児無料)

▽出演
大島健夫/北爪満喜/森晋太郎/山口勲

※山口勲渾身の詩誌、「て、わたし」第3号の発行記念イベントです。豪華出演陣に加え、スペシャルゲストも登場するかも。

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「TOKYO BOYS COLEECTION 2018Winter」

2018年1月28日(日)・高円寺 大陸バー彦六

12時15分開場/13時開演/16時終演・入場料1500円+1オーダー

▽出演
桑原滝弥/究極Q太郎/新納新之助/大島健夫/Jordan Smith/TASKE/いまお/蛇口/馬野ミキ/道山れいん

※馬野ミキさんの企画する、10人の男性詩人による絢爛のライヴ。長尺の詩をじっくり読もうと思っています。

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2018年も書いて、読んでいきます。初めての方もいつもの方も、いつかのどこかでお会いしましょうね。