1月28日、馬野ミキ企画TOKYO BOYS COLLECTION 2018winter。高円寺・大陸バー彦六は立っているのがやっとなくらいの満員でした。
登場順に、
馬野ミキ
新納新之助
いまお
道山れいん
Jordan Smith
蛇口
TASKE
究極Q太郎
ジュテーム北村
大島健夫
桑原滝弥
という出演陣。10人もいるのに、どの出演者からも「もの欲しそう」なオーラが出ておらず、それぞれがそれぞれの(「思惑」や「意図」ではなく)「意志」を感じさせる朗読に思えました。
イベントの告知文には、「彼らの言葉には、存在をする者の覚悟がある」としたためられておりましたが、今回オファーを頂き、当日までの時間、また当日の時空間を通して、男性性というもの、そしてポエトリーリーディングについて、自分自身の在り方を見つめ直す良い機会となりました。「詩人の死」「電気うなぎ」「頭蓋骨を覚えていますか」の3篇を朗読しました。「詩人の死」は新作です。
前記の通り満員だったので肉体的に楽なイベントとは言えなかったと思いますが、そのことも含めて、統一された空気感を形成していたようにも感じられます。良い午後でした。馬野さん、彦六の皆様、ありがとうございました。
翌29日、そして今日30日と、一転して生き物関連の業務が続いております。
鳥の数をかぞえたりアカガエルの卵塊をかぞえたりしながら房総半島の山の中を歩いていると、ふと、本当は、詩の朗読のライヴをしたり本を出したりしているのは全部私の夢とか何かで、本当のことではないのではないかという気がしてきたりします。
ま、夢でも別にいいです。人の一生というのは、白馬が駆けてゆくのを壁の隙間から眺めるようにあっという間のものだと、かの荘子も言っています。その短い間に、心から没入できる夢を見られているなら、それは幸せなことです。
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