毎週火曜日22時公開の「火曜日の詩」。3月23日、21回目の放送を公開しました。「卒業式」を朗読しています。
毎年、この時期にライヴや朗読会で朗読することの多い詩ですが、書いたのは実は私がポエトリーリーディングを始めるより早く、2005年くらいに遡ります。
あるネット媒体のために書いたのですが、当時ぜんぜん朗読などしていなかったにもかかわらず、書いている時に朗読している自分の姿がふと浮かびました。僕は詩の朗読をすることになっていたのかもしれません。
「卒業」ということにも色々あります。嬉しい卒業や悲しい卒業、満足できる卒業や悔しい卒業。しかし、どんな卒業であれ、「卒業」できるということそれ自体が、夢のように素晴らしいことだと私は思います。世の中には卒業できないことの方がずっと多いからです。突然プッと終わったり、いつの間にか消えてしまったりすることはたくさんあります。
この詩が、あるいは「火曜日の詩」の他の詩も、聴いてくださる方の時間にほんの少しでも色をつける助けになれば、とても幸せです。
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