18週目の「火曜日の詩」を公開しました。このところ新作が続いておりましたので、ちょっと気分を変えて、昔書いた詩をアップしてみました。「全日本エクトプラズム選手権」という詩です。
そもそもの話は2009年にさかのぼります。
その年、「詩のボクシング」の神奈川大会に出場しました。一回戦で負け、観客投票で復活して敗者復活戦に進み、そこでまた負けてトーナメントなのに1勝もせずに2敗して帰ってくるという結果に終わったのですが(しかも私は2007年に初出場した際にも全く同じ結果に終わっており、2008年はエントリーしなかったため、3年間で2回のトーナメントに出て、1勝もせずに4敗するというしょうもない記録を樹立したのです)、家に帰ってからも気持ちが高揚したままで、高揚に任せてその晩のうちにいくつか詩を書きました。そのうちにひとつに「踊れ」という詩がありました。
その「踊れ」の中に、「全日本エクトプラズム選手権の生中継が聴こえる」という一節があるのですが、自分で書いておいてこの部分が気になってしまい、後日、スピンオフ的に「全日本エクトプラズム選手権」というタイトルで改めて書いたのがこの詩なのです。宜しければお聴きください。
テキストは、「踊れ」とともに、マイナビから2014年に刊行した電子詩集「神さまの人生」に収録されています。
ちなみに、元作品となった「踊れ」は、こんな詩です。
こっちは、パリで現地のダンサーの皆さんと即興セッションをしたバージョン。
宜しければあわせてお楽しみください。