9月になりました。一週間おやすみした「あなたと、詩を」第十五回を、1日(火)に公開いたしました。
今回は、「詩人の僕が、なぜいきものの仕事もしているのか」というテーマでお話させて頂いています。
自然の豊かな田舎というか農村で育った僕は、成長する中で身の回りの人たちを見てきた経験から、「自然の中で育った子は自然を愛するようになる」あるいは、「生き物に囲まれて育った子は生き物を好きになる」といったような言説をぜんぜん信じていません。そんなのはウソです。人間はそんなにイージーな生き物ではありません。
都会であれ田舎であれ、人間が、自然や生き物を大切に思う気持ちを心に持つということは、人の教えや出会いや縁、環境教育や文学や芸術その他、その人それぞれに様々なものの中から落ち込んだ要素を自分自身で消化し、自分の目で見ている世界と引き写すことではじめて成り立つと思っています。
僕は研究者でも教育者でもありません。詩人です。詩人という属性で、どうやって人間が自然や生き物の世界に興味を持つ接点、入り口となる仕事ができるか。自然にかかわる仕事をする上で、それが僕がいつも自分に問うていることです。これからも頑張っていきます。
皆様、いつもありがとうございます。
また近いうちに。
※この配信は、『EU JAPAN FEST #KeepGoingTOGHETHER!』参加プログラムです。
※これまでの放送のアーカイヴは、こちらからご覧いただけます。
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