2018年3月23日金曜日

4月の朗読ステージは渋谷、千葉、カナダ、渋谷。

ちょっと久しぶりの日記更新になりました。仔細あって、この二週間ほど様々な詩人のインタビューを何度も何度も読み返し続けています。贅沢な時間を過ごさせて頂いているという感じがします。

そうこうしているうちに3月もあとしばらく。4月に決まっているイベントについてお伝えします。現時点でお知らせできるものは4つです。

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「SPIRIT」

2018年4月2日(月)・渋谷 RUBY ROOM

19時30分開場/20時開演・入場料2000円(2ドリンク付)

▽主催・出演
URAOCB/大島健夫
三木悠莉

◎オープンマイクは当日先着16名まで1名あたり制限時間5分、以降4分で22時40分オープンマイク終了。

毎月第一月曜に恒例のオープンマイクSPIRIT。4月のゲストはポエトリー・スラム・ジャパン2017秋優勝の三木悠莉さんです。読みたい方も聴きたい方も是非お越しください。

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「千葉詩亭・第五十一回」

2018年4月15日(日)・千葉 TREASURE RIVER BOOK CAFE

17時30分開場/18時開演・入場料1000円(1ドリンク付)または2000円(1ドリンクとお食事付)

▽主催・出演
 山口勲/大島健夫

▽スペシャルゲスト
大崎清夏

◎オープンマイクは1名あたり制限時間5分。

千葉の詩のオープンマイク・千葉詩亭。五十一回目のゲストは第19回中原中也賞受賞詩人、新詩集『新しい住みか』も好評発売中の大崎清夏さん。どなたもお気軽にお越しくださいませ。ごはんも美味しいですよ。

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「Richesses des langues」

2018年4月27日(金)・28日(土)

カナダ・モントリオールで開催される国際ポエトリー・スラムとライヴショー。27日がスラム、28日がライヴです。私が一昨年、ポエトリー・スラムW杯に出場した際に優勝したモントリオールの詩人Ameli Prevostに招聘して頂きました。27日のスラムは個人戦ではなく、現地の詩人と海外の詩人がタッグを組んでの団体戦になる模様。楽しみです。

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谷川俊太郎トリビュートLIVE 『俊読 2018』

2017年4月30日(月・祝)・渋谷 クロコダイル

18時開場/19時開演(22時終演)・予約3500円・当日4000円(飲食代別途)

▽出演
谷川俊太郎
ジュテーム北村
暁方ミセイ
小林大吾
馬野ミキ
森下くるみ
大島健夫
Anti-Trench
ジョーダン・スミス
鈴木陽一レモン
桑原滝弥

▽お問い合わせ
詩人類
TEL:090-8545-2708
takiyakuwahara@yahoo.co.jp
http://shijinrui.blogspot.jp/ 

※ご予約希望の方は、
○氏名(フリガナ付き)  
○観覧人数
を添えて上記問い合わせ先へお申し込みください。
お電話でももちろん受け付けております。

ご存知・谷川俊太郎トリビュートLIVE『俊読』。2016年に続いて2回目の出演となります。チケットのご予約はどうぞお早めに!

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そして、拙著『そろそろ君が来る時間だ 10の小さな物語+1』、ネット購入の窓口が増えてまいりました。



などでもお買い求めになれます。皆様のお手元に置いて頂ければとても幸せです。

この春も日々一日、詩と暮らしていきます。

それでは皆様、

また、近いうちに。

2018年3月12日月曜日

URAさん、ケイコさん、おめでとうございます。

SPIRITを共催するURAOCBさんと、私がポエトリーリーディングを始めた頃からJET POETでご一緒しているケイコさんがこのたび結婚し、10日が式と披露宴、11日は渋谷RUBY ROOMにてウェディングパーティーでした。10日は式の立会人と披露宴の司会を、11日は出演者として朗読をさせて頂きました。



実生活でも人の心に寄り添うお仕事をしているこの二人ならではの、温かさと優しさのある、素敵な式であり、披露宴であり、またパーティーでした。

10年近く会っていなかった詩友とも再会でき、人の営み、人の縁というものを改めて意識します。またそれはとりもなおさず、URAさん、ケイコさんという主役の二人が、たゆまず静かになすべきことを継続し続けてきた証でもあるのでしょう。

11日に朗読したのは、

『うなぎ』『平下バッティングセンター(URAOCB作)』『三年後の月』『それだけのことだ』の4篇でした。『それだけのことだ』は二人のために書いた新作です。私の気持ちはみんなそこに込めましたので、ここではただ、もう一度、感謝とともにおめでとうございます、と記したいと思います。

ずっとずっと、お幸せに。







2018年3月1日木曜日

イワシの弔いを

昨日はいつもの谷津田の生き物の調査ミッションでした。

コナラの伐採木が転がっていたのを現地スタッフの方に斧で割って頂くと、中からいろんな昆虫が出てきました。中には冬眠中のアマガエルも。


大変かわいいのですが、カエルにとっては迷惑以外の何ものでもないですね。寝てたら家が叩き壊されるわけですから。幸い、夜のうちに雨が降り、今日は温かい日になりました。この木はそのまま置いてきましたから、また冷えてきたらゆっくり冬眠の続きをしてくれればいいなと思います。

帰りの車の中で、ふと思い出したのは、金子みすゞ先輩の有名な詩、『大漁』でした。

朝焼小焼だ
大漁だ。
大羽鰮の
大漁だ。

浜はまつりの
ようだけど
海のなかでは
何万の
鰮のとむらい
するだろう。

詩人の役割、詩の役割というのは、「これ!」と割り切れることではなく、数限りないものがあると思います。大漁を祝って喜んでいる人々をさらにハイにする詩もあっていいし、漁師さんの労苦をたたえる詩もあっていいし、捕れたイワシをどうやって食べたり売ったりするかを描く詩もあっていいと思います。みんな詩です。でも、私は自身、一人の詩人としては、浜が大漁に沸く中でも、海の中で行われているイワシの弔いのことを静かに想像するこの詩がとても好きです。そして、自分も制作を続ける上でそんな視線を忘れずに持ち続けられたらいいな、と思っています。

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全国書店でご購入・ご注文頂けますが、ネット上からもお求め頂けます。


honto

随時追加してまいりますね。

既にお買い求め下さった皆様から、素敵なご感想をいくつか頂いております。本当にありがとうございます。

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そして、次の月曜日、3月5日は渋谷RUBY ROOMにて毎月恒例のポエトリーリーディングオープンマイクSPIRITです。

「SPIRIT」

2018年3月5日(月)・渋谷 RUBY ROOM

19時30分開場/20時開演・入場料2000円(2ドリンク付)

▽主催・出演
URAOCB/大島健夫

▽スペシャルゲスト
Lee Wallace

◎オープンマイクは当日先着16名まで1名あたり制限時間5分、以降4分で22時40分オープンマイク終了

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今回のスペシャルゲストは、ニュージーランドの詩人・Lee Wallace。とってもナイスガイです。当日は彼の詩のテキストも配布いたします。詩を読みたい方、聴きたい方、どなたもお気軽にお越しくださいませ。心よりお待ち申し上げております。

ではでは、また近いうちに。