2017年12月25日月曜日

電気うなぎは新聞に、うなぎは漫画に。

年末ですね。

今日の日中は換気扇の掃除をしたり窓ガラスを拭いたりして過ごしていました。2017年、平成29年ももうじき終わりです。

さて、今日はお知らせが二つあります。

まず、先にご案内させて頂いた通り、13日に朝日新聞夕刊文化面『あるきだす言葉たち』に、私の詩が掲載されました。

『電気うなぎ』という詩です。こちらから無料で全文をお読み頂けます。宜しければ是非。

そして、うなぎと言えば、前に書いた『うなぎ』という詩が、このたび漫画化され、発売の運びとなりました。

原作の世界をほとんどそのまま漫画化して下さるという信じられない挙に出てくださったのは、『日々ロック』『ミツコの詩』などで知られる榎屋克優さん。ポエトリー・スラム・ジャパンを観覧にいらして下さった際に知り合いました。お話を頂き、スケッチを見せてもらった時、「わー、この人しかいない!」と思いました。あのわけわかんない詩を最高の形でビジュアル化して下さり、新たな命を吹き込んでくださいました。先にサンプルを送って頂いていましたが、ちょうど我が家に滞在していたフランスのポエトリースラマー・JYBが(彼はベルギーとフランスで私の『うなぎ』の朗読を聴いている)、「おお、あれがこうなるんだな!これ面白いな!」と食い入るように読んでいました。

榎屋克優画・大島健夫原作『最初に君と出会ったのは満開のうなぎの木の下だった』ミッドナイトストアーから540円です。こちらからご注文頂けます。

実は今年のうちに、もう一つ皆様に大きなお知らせがございます。28日くらいに明らかにできると思いますので、お心の片隅になんとなく止めておいて頂ければ幸いです。

ではでは、飲み過ぎ食べ過ぎにお気をつけて!


2017年12月18日月曜日

千葉詩亭八周年。

昨夜はTREASURE RIVER BOOK CAFEで『千葉詩亭・第四十九回 ~八周年~』。ご来場・ご参加くださった皆様、そしてお気にかけてくださった皆様、ありがとうございました。

詩の好きな人、詩に興味がある人、当日のゲストに興味がある人、その他何らかの形でアンテナに引っかかった人が気軽に来られて、みんなで楽しめるイベントを千葉でしたいという気持ちでやってきました。

ゲストに田原さんを迎えた昨夜は色んなフィールドで活躍している詩人、初めての人、常連さん、ゲストの関係者、近所の人、私の親族など、バックボーンや年齢層の多様な方が集まって下さり、みんなで詩を楽しみ、かつ自分と異なる文化や存在を認め合う雰囲気があったことは主催としてとても嬉しく感じています。

休憩時間の客席の様子(撮影・川方祥大さん)

田原さんの朗読には、詩と詩人の自由さ、強さ、美しさ、知的興奮、魅力の全てがありました。


オープンマイクに参加してくださった、

川方祥大さん
筒渕剛史さん
季布さん
大島赳さん
yaeさん
藤原游さん
上下凛太さん
Jordan Smithさん
森ジュンイチさん
武田地球さん
ジュテーム北村さん
死紺亭柳竹さん
さとうさん
静勲さん
青木由弥子さん
弓巠さん

の16名の朗読、声と言葉、お客様の視線、佇まい、それらはやはり、この日この夜に放たれるべき理由があったものなのだと感じられる力に満ちていました。

オープニングは山口勲がエミ・マフムードの[レスボス島で鳥を見る』を、ラストは私が『電気うなぎ』と『二人で一緒に電車に乗ろう』の2篇を朗読いたしました。『電気うなぎ』は13日の朝日新聞夕刊に掲載されたもので、こちらからお読み頂けます。

今回の千葉詩亭では、私は言葉では表現できない大切な何かを知ることができたような気がしております。千葉詩亭はこれからも偶数月の第三日曜、TREASURE RIVER BOOK CAFEで開催を続けて参ります。皆様のお越しをお待ち申し上げております!

・・・終演後に、TREASURE RIVER BOOK CAFEオーナーの宝川さんに、「また48時間ライヴとかやらないんですか?」と尋ねられました。48時間はわかりませんが、来年は何か長時間の面白いことをまたやりたいと思います。

昨夜は今年の私の朗読納めでもありました。

渋谷、阿佐ヶ谷、新宿、西荻窪、千葉、小岩、三軒茶屋、高田馬場、浦賀、青山、上野、三鷹、六本木、四谷、そして福島県いわき市と伊達市で出会った皆様、出会えたことに心から感謝いたします。

本当にお世話になりました。

新しい年、またの出会いを、そして新しい出会いを心待ちにしております。





2017年12月12日火曜日

13日朝日新聞夕刊/17日千葉詩亭八周年

7日は新宿JAMで、内藤重人さんのThree Questionsのワンマンライヴ、10日は松陰神社前マルショウ・アリク道山れいんさんの新詩集「水の記憶」出版記念イベントと、今年縁が深かった人のメモリアルがこのところ続いた。Three Questionsのライヴはその日その夜にしかない美しい熱量があった。道山さんの新詩集は、これから何年経っても読み返せるような詩集だった。人の縁に感謝。

さて、今日の日記は告知を二つ。まずは、明日12月13日(水)の朝日新聞夕刊文化面『あるきだす言葉たち』に、私の『電気うなぎ』という詩が掲載されます。同タイトルの詩はポエトリースラムジャパンでも読みましたが、それとは全く異なるバージョンです。宜しければ是非、ご一読くださいませ。

そして、17日は田原さんを迎えて千葉詩亭八周年。

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「千葉詩亭・第四十九回 ~八周年~」

2017年12月17日(日)・千葉 TREASURE RIVER BOOK CAFE

17時30分開場/18時開演・入場料1000円(1ドリンク付)または2000円(1ドリンクとお食事付)

▽主催・出演
 山口勲/大島健夫

▽スペシャルゲスト
田原

◎オープンマイクは1名あたり制限時間5分。

皆様とともに詩の時空間を過ごせたら幸いに思います。心よりお待ち申し上げております。ではでは!

2017年12月6日水曜日

誕生日。3周年。て、わたし。8周年。

12月3日は四谷アウトブレイクにて「かずちゃんのヲタんじょう日‘17~KAZ48爆誕!」に出演。いつもお世話になっているかずちゃんのお誕生日企画は昨年に引き続いて出させて頂いたが、とんでもない数の出演者の順序立て、構成が巧みで、とても聴きやすく感じられた。最後まで観ていたかったが、途中で失礼しなければならなかったのは残念。角森隆浩さん見たかったなあ。

百花繚乱の競演陣なので、私はできるだけ奇をてらわない朗読を心がけた。「男は車を買った」「団地の生活」の2篇を朗読。かずちゃん、お誕生日おめでとうございます。

翌4日はもがくひとをゲストに渋谷ルビールームにてポエトリーリーディングオープンマイクSPIRIT。

2014年12月にスタートしたSPIRIT、本日の回で3周年。関係各位に深く感謝。
とにかく今後も浮かれず、溺れず、いい気にならず、今何が出来るのかよく考え、二度とない一回一回を真摯に向き合っていきたいと思う。

もがくひとは声、トラック、動きの全てで、リリカルな物語の世界を表現していて、30分があっという間だった。


21名の方が参加してくださったオープンマイクには様々なキャラクターと言葉が飛び交っていたが、とにかくポエトリーリーディングというフォーマットに、様々なモチベーションと思いをもって集ってくださること、そのことを何よりも幸せに思う。

次回SPIRITは、第一月曜ではなく第三月曜の1/15なのでお間違えのないようお願いします。ゲストは近日発表。どうぞお楽しみに❗

さて、この2日の間に、千葉詩亭を共催する山口勲が発行する「て、わたし 第3号」が手元に届いた。


しみじみといい詩誌だと思う。

山口勲と知り合って9年、一緒に千葉詩亭を始めて8年。様々な出来事を共有してきた。その間の色々を思い出すと、他の人はともかく、私がちょっとくらい彼の悪口を言っても構わないのではないかと思う。

しかし、こと「て、わたし」に関して、彼は彼にしかできない、素晴らしい仕事をしていると素直に感じる。この詩誌は今この時代に存在することが必要な詩誌で、それを作ろうと思い立ち、実際に作れるのはこの日本に日本国籍を持つ人と在留外国人合わせて一億三千万人あまりがいる中で、ただひとり山口勲という男がいるのみである。頭が下がる。是非、多くの人に手にとって読んで頂きたい。取扱い書店などはこちらから。私は「こんな悲しい日に」「鈴」の2篇の詩を寄せています。

そして、17日(日)は千葉詩亭の8周年。

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「千葉詩亭・第四十九回 ~八周年~」

2017年12月17日(日)・千葉 TREASURE RIVER BOOK CAFE

17時30分開場/18時開演・入場料1000円(1ドリンク付)または2000円(1ドリンクとお食事付)

▽主催・出演
 山口勲/大島健夫

▽スペシャルゲスト
田原

◎オープンマイクは1名あたり制限時間5分。

第60回H氏賞受賞詩人にして、中国語・日本語で詩作を続けるとともに日中の詩人の交流にも尽力する田原さんが今回のゲスト。いつも来て下さる方も久々の方も初めましての方も。TREASURE RIVER BOOK CAFEで一緒に良い詩の時間を過ごしましょう。

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新年の出演イベントもぼつぼつ決まってきているので、随時告知していきます。では、また。